2015/10/31 02:10:31 | 慰謝料
主な慰謝料請求の事案には、「離婚問題」「交通事故」「労働問題」「知的財産権の侵害」「医療問題」「プライバシーの侵害」等が挙げられますが、それ以外にも慰謝料が発生する可能性のある事案はいくつもあります。たとえば、「騒音問題」。明確な基準はありませんが、明らかに生活に支障が出るようなレベルの騒音が、継続的且つ長期に亘って続いた場合は、慰謝料が発生する可能性が十分にあります。また、「商品を原因とした病気」による訴訟や慰謝料請求も、よくある事案のひとつです。たとえば、「健康食品」や「美容品」と銘打って販売されていた商品を試用したところ、健康に害を及ぼす結果になった場合、その商品が原因という明確な証拠が...
2015/10/31 02:10:31 | 慰謝料
性格の不一致、家庭内暴力、不貞行為など、離婚を決意する場合には様々な理由が存在しますが、その中にはやや珍しい例というのもいくつかあります。たとえば、「性の不一致」もそのひとつです。性の不一致は、大きく分けて「セックスレス」と「異常性癖」の二つがあり、これらは民法770条に記されている「婚姻を継続しがたい重大な事由」に該当します。そのため、離婚の理由となり得るのです。実際、こういった場合に離婚を一方的に求め、裁判で勝訴した例は存在します。また、結婚相手の親族との仲が悪化した場合も、「婚姻を継続しがたい重大な事由」の範疇となります。もちろん、嫁姑問題などはどの家庭にも多かれ少なかれ存在するものなの...
2015/10/31 02:10:31 | 慰謝料
示談がまとまらなかった場合、交通事故による慰謝料請求においても、調停や訴訟で白黒を付ける、という事になってきます。ただ、離婚による調停、訴訟とは違い、交通事故の場合は結構難しい面があります。それは、頼るべき専門家の存在です。交通事故による慰謝料は、ほとんどのケースで示談によって解決します。あまり長引かせたくないという思いや、慰謝料自体そこまで大きく取れるものではない、保険会社が率先して交渉するので自分の出る幕がない等の理由もあって、調停や訴訟にまで発展するケースは稀です。そういった背景もあって、交通事故による訴訟をしたいと弁護士などに依頼しても、良い返事をもらえない事があるのです。交通事故に対...
2015/10/31 02:10:31 | 慰謝料
人間、全てにおいて健全で、且つ清廉潔白に生きられるわけではありません。どんなに人格者でも、また心の清い人であっても、生きていれば何かしらのミスはしてしまいます。また、「魔が差す」という事もあるでしょう。ちょっとした事で、ふと気を抜いたり、悪魔の囁きに耳を傾けたり等という事は、誰もが一度は経験しているのではないでしょうか。そして、それが大きく人生を狂わせてしまう事も多々あるのです。たとえば、浮気や交通事故はその典型ですね。ちょっとした心の隙から、不貞行為を働いてしまう。寝不足などによる気の緩みから、左右確認を怠ってしまう。そんな小さなミスが、大きな裏切りや事故を招いてしまうのです。こういった事は...
2015/10/31 02:10:31 | 慰謝料
プライバシーの侵害は、1980年代に入ってから多く見受けられるようになった事案です。特に、「ビデオカメラ」「インスタントカメラ」の普及以降は、より顕著になってきました。さらに時代は進み、「デジタルカメラ」の登場、そして「携帯電話のカメラ機能」が普及した事で、一気に肖像権に関する問題が膨れ上がってきました。プライバシーに関する慰謝料請求の事案には、「盗撮」「肖像の無断使用」等といったものが多く見受けられます。盗撮に関しては、「浮気疑惑の真相を暴くべく部屋にビデオカメラを設置し、無断で撮影を行った」等というケースが、訴訟を起こすなどして慰謝料を発生させる例としてよく見受けられます。当然ながら、無断...
2015/10/31 02:10:31 | 慰謝料
離婚する際に慰謝料を請求する立場になるには、相手がそれを認めなければなりません。たとえば、不倫、浮気といった不貞行為があった事を認めるという場合ですね。しかし、中には非常に多くの状況証拠がありながら、それを認めない人もいます。そうなってくると、調停、あるいは訴訟といったところへ発展していかざるを得なくなりますが、厄介なのは訴訟後の裁判です。慰謝料を求める裁判では、証拠となるものが必要となります。法律において、離婚事由となる浮気、不倫の程度は「性交があったかどうか」という点のみで量られます。つまり、証拠がなければ、相手が行った不貞を客観的に証明する事はできない、という事になります。こういったケー...
2015/10/31 02:10:31 | 慰謝料
夫婦間における問題は数多くある一方で、離婚原因として認められる理由となると、かなり限られています。その中のひとつとして明確な理由となり得るのは、ごく一部という事ですね。そんな一部に該当する理由には、「悪意の遺棄」というケースもあります。一見、かなり物騒に思える理由ですが、その内容は意外とよくある事だったりします。「悪意の遺棄」というのは、「配偶者が同居を拒否するケース」や、「報酬を得ているのに、生活費を全く出そうとしないケース」が該当します。つまり、夫婦である意味そのものを否定している行動、という事ですね。特に多いのは、「同居を拒否するケース」です。たとえば、夫婦ゲンカで一方が家を飛び出し、実...
2015/10/31 02:10:31 | 慰謝料
数ある損害賠償の範囲の中のひとつである「慰謝料」。この慰謝料が、なぜそこまで難しい問題なのかというと、答えはその性質にあります。慰謝料というのは、物理的、肉体的に生じた損害に対する賠償ではありません。精神的苦痛を理由とした損害賠償です。つまり、「目に見えるものではない」という事です。たとえば、交通事故を起こし、相手の車をほぼ全壊させてしまったとしましょう。その場合、損害賠償として最もわかりやすいのは、「全壊した車の弁償」ですね。完全に壊れてしまっているので、車を買い換える上で必要な費用全てを弁償するというのは、非常にシンプルな例です。また、被害者が負傷した場合の人身事故の賠償も、わかりやすいケ...