慰謝料の額を決める要素

数多の要素によって決まってくる慰謝料。
精神的苦痛の程度というベースに加え、様々な点が加味されて総額が決定します。
その要素のひとつが、「被害者の状況」です。

 

損害を被った被害者がどのような状況かによって、慰謝料の額はかなり変動します。
たとえば、そのひとつに年齢が挙げられます。
年齢は、主に離婚の際などに大きく加味される事になります。
ある程度若い年齢であれば、まだ十分にやり直しがきくという事で上乗せは難しいのに対し、かなり年齢を重ねている場合は、離婚後に再就職する事が難しい、再婚の可能性が低くなってしまうといった理由で、慰謝料の額が上乗せされる可能性があります。

 

また、被害者の財産や職業、社会的地位が加味されるケースも多々あります。
加害者が貧窮しているケースでは、なかなか慰謝料を多く取るという事は難しいというのが実状です。
ない袖は振れない、という事ですね。
それに対し、ある程度の社会的地位のある人の場合は、その後の収入が安定している事を理由に、ある程度多めの額が請求可能となります。

 

慰謝料というものは、それぞれのケースによってある程度の相場があるとはいえ、一概にどれだけと決められるものではありません。
損害賠償の一部ではありますが、物理的な損害に対する賠償ではないので、ある程度融通をきかせる必要があります。
そのため、被害者の状況によって左右されるケースも、決して少なくはありません。
場合によっては、情状酌量の余地があると見なされる事もあるでしょう。
そういった事もあって、すんなりと額が決まる事もあれば、長期間に亘って話し合いが行われる事もあります。

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