交通事故による慰謝料の相場
ある日突然交通事故に遭ってしまい、しばらく仕事ができなくなる…という不幸は、誰の身にも起こり得る事です。
そのため、交通事故に遭った時の対応や、相手に対する請求といったものは、あらかじめ頭に入れておいた方が、その時にパニックにならずに済みます。
事故は、起こした場合も混乱しますが、起こされた場合も混乱するのです。
冷静さを失った結果、本来請求する額を請求せず、事故に遭っただけ大損した…という例も少なくありません。
少なくとも、自分が事故に遭った事を全て無しにできるだけの金額請求は行えるよう、知識を入れておきましょう。
交通事故に遭った際、請求できる賠償金は、主に「治療費」「交通費」「修理費」「休業損害費」そして「慰謝料」となります。
このうちの慰謝料は、精神的苦痛に対する賠償金です。
治療費や交通費、修理費などは、治療や通院に掛かった総額、あるいは車両の損傷具合から算出される弁償額といった具合にスムーズに決まりますが、慰謝料に関しても、実は一定の基準が存在します。
自動車には「自賠責保険」という保険に加入する義務があり、その自賠責保険によって慰謝料の支給額が固定されているからです。
この場合、4,200円×(実治療日数×2)、もしくは4,200円×治療期間のどちらかで金額の少ない方が慰謝料として算出されるのです。
また、裁判所でも入院期間、通院期間に対しての慰謝料額が、表で一覧化されて定められています。
必ずしもその額が支払われるとは限りませんが、離婚の慰謝料よりは算出に客観性を帯びやすいとされています。
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