精神的苦痛の程度
精神的な苦痛に対しての請求となる慰謝料の額は、いくつかの要素によって決まってきます。
精神という目に見えない部分における問題なので、正確性という面で難しい点ではありますが、項目を多数設ける事で、少しでも精度を上げようという狙いもあるものと思われます。
そんな慰謝料の額を決定するための要素は、主に8つ挙げられます。
その1つ目は「被害者の精神的苦痛の程度」です。
これが、慰謝料の中心的な部分となります。
精神的苦痛というのは、本人の感じ方によって大きく変わります。
たとえば、同じ「相手の浮気による離婚」でも、それほど精神的に苦しまない人もいれば、異性、この世界そのものに絶望するほどの心的外傷を訴える人もいるでしょう。
問題となってくるのは、こういった場合にそれを同一視するのか、しないのならどんな基準で額を決めるかという点ですが、結論からいえば、個人差を完全に認めるのは難しい、という事になります。
確かに、感性は人それぞれです。
とはいえ、もしもここでその苦痛の度合いに対して差を認めてしまうと、誰もが「相手の不貞行為により最大の苦痛を味わった」と主張し、慰謝料の額を釣り上げてしまうからです。
そのため、ある程度の考慮はするものの、基本的には状況を客観視した上で決めるという形になります。
精神的な苦痛を「慰謝料」という形にする場合は、「こういった状況であれば、これくらいが妥当」といった相場に照らし合わせる事で、ベースとなる額が決まってきます。
あとは、他の様々な要素を加味した上で総額が決まっていくというのが、基本的な流れとなります。
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