動機や原因は加味されるか
交通事故や離婚など、いくつかの事由において発生する慰謝料の額を決定する上で、そこに至る経緯はとても重要な要素となります。
被害者の状況はもちろん、加害者の事情も加味されるわけですが、さらにそれに加え、「被害に至る行為の動機や原因」もまた、慰謝料の金額を左右するのです。
交通事故の事例を挙げてみましょう。
ある人が自動車を運転している最中によそ見をしてしまい、それが原因で他の車と追突したとします。
この場合、「動機・原因」という要素において、加害者に全責任があります。
その結果、慰謝料は多めに請求する事ができます。
一方、追突の原因が車の故障だった場合はどうなるでしょう。
この場合も、厳密にいえば運転手の管理不行き届きなので、原因は運転手にあります。
しかし、車検を怠っておらず、中古車で買い換えたばかりというわけでもなく、日常的にメンテナンスを行っているなど、予期できない故障であった場合は、ある程度の酌量が認められる事になり、慰謝料の額にも影響が出ます。
追突された側にも何らかの原因がある場合は、さらにそこから相殺される事になるでしょう。
離婚問題に関しても同様です。
離婚に至る原因がどちらにあるかという事で、慰謝料を支払う側、請求する側が決まりますが、双方に責任がある場合、その額は大きく変動します。
場合によっては、慰謝料そのものが請求できない可能性もあります。
慰謝料というのは、本当にちょっとした事で額が変わってくる賠償金なのです。
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